1月24日は、日経新聞のデスク 木村恭子さんに「インタビュー力」についてお話いただきました。
早稲田大学大学院で、記者を志望する学生に「15回」で講義している内容のエッセンスを、1時間にぎゅっとしぼっって解説。木村さん、「通常は学生対象で、大人に同様の講義をするのは初めてなので緊張します」と言いながらも軽やかにトークをスタートしました。
最初に、そもそもインタビュー記事にはどのような種類があるのかということについて日経新聞の記事や特集をもとに解説。雑報といわれるストレートニュースや、「領空侵犯」のような会話調のもの、「私の履歴書」のような一人称で書かれたものなどのスタイル分類や、あるテーマに対する考えや意見、取材対象の人など内容に分類したものを紹介しました。
木村さん「インタビュー・取材」はニュースを得るための行為で、単なる会話ではないということを強調。この「ニュース」となるインタビュー記事を仕上げるためには何を気をつければよいのでしょうか。
例えば、話題の鮮度(時間)や、インパクト、関係者の著名性、はやり、などいくつかインタビューを決める要因があります。これらをおさえる、あるいは引き出すために、入念な下調べをもとにした適切な質問力や、非言語コミュニケーションも含めた傾聴力、ニュースの把握力などを総動員して、筋道のたったインタビューを実施することが大切になります。
そして、インタビューのロールプレイング。2人1組、2組の参加者が「お正月」をテーマに、片方がインタビューをされる側になり、もう一方がインタビューを行います。
最初の組は3分で終了。意外と続かない、その原因は何か。1組目を終了後、「今日まさに15回目の講義があり、最終回ということで激しい講評をしてきたの」とにこやかに、でもopnlabでは柔らかく講評。どのような質問や方向性にもっていけばニュース性のあるインタビューになっていくか、などをアドバイスしました。2組目はそのアドバイスをいかして倍以上の時間のインタビューに。
(右写真、右手奥で立ってロールプレイングのチェックポイントをメモしている木村さん)
最後は、新聞社の記者におけるインタビューの時のQAを紹介。例えば、「取材先がオフレコでと要請してきたらどうする?」「あらかじめ原稿を見せてほしいと依頼があったらどうする?」など。新聞・メディア関係者や広報でなければ意外としらない、現場のインタビュー事情を教えていただきました。
いいインタビュー記事を書こうと思うと、冷静さをもちつつ熱い心をもつことが大切、と木村さん。最近多い、一定の距離間をおいたコミュニケーションでは、事務的なつまらない記事ばかりになってしまう。非常識と常識のぎりぎりくらいのところで、どんどん質問できないと、インタビュー相手の本音やその人自身がわからないし、面白い記事や特ダネはつくれない。これはインタビューに限らず、仕事全般がそうかもしれません。
基本的に今回は一般的な「ヒアリング力」というものでなく、「記者のためのインタビュー力」にフォーカスした内容でしたが、うなずく点や応用できそうな点も多く、参加者は熱心にメモをとっていました。
後半の食事会でも木村さんは大人気、インタビューやメディア、新聞について活発に議論をかわしていました。
コメント
本当にあっというまでしたね。個人教授をしていただきたい、と思うくらいです。
「突っ込み所で話を追う」。確かにそうしないと、家庭の場合は「話聞いてる?」となりそうです。(笑)
インタビュー力 第2弾もいいですし、別テーマでもお願いしてみたいな、と思っていたりします。。。
お世話になりました。
「15回の講義→1時間」はあっという間でした。聴き足りないと感じた参加者も多かったのではないでしょうか。
PART2開催に一票です。
「突っ込みどこで話を追うのが、盛り上げるコツ」ということも再認識しました。
インタビュー時に限らず、コミュニケーション全般で大事ですね。特に家庭内(笑)
ありがとうございます。
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