opnlab

【10/16】CMが見られなくなったからネットの動画広告なのか?


2014年10月16日、opnlabでは「イマドキの動画マーケティング」をテーマに、花王 本間充氏、ロボット 加藤雅章氏、ヤフー 志村一隆氏にお話しいただきました。

 

ヤフー 志村一隆氏は、映像はコンテンツ領域からコミュニケーションへ変化していると指摘。

ヤフー 志村一隆氏

かつて映像はプロが製作するものでした。今では自ら映像を制作してYouTubeに公開したり、スクリーンがスマホになることでチャットなども混在して「視聴」から「コミュニケーション」に変化してきています。

 

た、映画は全部視聴することが前提で作られてるため、シナリオが重視されていました。テレビになるといつチャンネルを変えるかわからない視聴者に向けて、一瞬で目を引くハプニングや、感情に訴えるドキュメンタリといったコンテンツが作られています。スマホはさらにシンプルでバズるものを意識して作られるようになり、スクリーンが小さくなるほど刹那的な映像表現に向っていきます。

 

視聴者の行動データがとれる今、それをもとに「見られる映像」を中心に作られる傾向があります。テレビ関係者は「記憶に残らないコンテンツ」が作られていると言います。データに依存するのではなく、拡大した表現形式を利用して、イノベーティブな表現へ発展していくことを期待したい、と志村さんは語ります。


shimura.pdf

花王 本間充氏は、広告主側の企業は自然に流入する「本編」の動画を作りたい、と企業側の本音を語ります。

そもそも動画とは何か。プレゼンの最初に、動画には「テレビCM」と「ネット動画」があり、ネット動画の中でも、「CM」と「自然に流入する本編」があることを整理しました。今、企業は、CMではなく本編を作ろうとしています。

花王 本間充氏

ロッテのサイトで見る事ができるcafcaのアニメ−ション動画は「子供が泣き止む」ことで評判に。実際お母さんが子供が泣いたときにスマホで見せているそうです。テレビCMにはなかった、ネットで見ることを前提に製作されたコンテンツです。

 

花王でも、2011年にタレント事務所の承諾を得てCMをすべてWebに公開。けれども思ったほど視聴者数はのびません。花王の宣伝コンテンツを、わざわざ検索して見る人はあまりいなかった、と振り返ります。2012年、2013年も動画広告を作ってきましたが、改めて2014年は動画・映像制作について勉強会を開いているとのこと。まだ他のセミナーでは未公開の、YouTubeのヘビーユーザーへの調査結果なども紹介しました。

20年ほど前には社内で映像制作チームを抱えていた花王も、他の企業同様、CM製作を広告代理店など外へ任せていったことにより、映像制作のノウハウが社内に無い状態に。恩着せがましくない、見たくなる映像を改めて作る研究を進めています。

honma.pdf

ロボット 加藤雅章氏は、ネットの動画広告の相談を受けると、よくこんな会話がでてくるといいます。

ターゲットがCMを見ていないらしいから、動画広告を作って欲しい

バズるやつ。100万ビューとかすぐいっちゃうやつね。でもお金ないけど

しびれます(笑)、と加藤氏。

製作する側はもちろん多くの人に見てもらうことを目指しますが「絶対にバズる」というのは断言できないもの。

ロボット 加藤雅章氏

「動画」が鍵になる例として、映画の予告編を紹介。(寄生獣リトルフォレスト )昔は「ぴあ」で見る映画を判断していましたが、今はWebで予告編を確認してから映画を見るケースが多いので、非常に力を入れて予告編を作ります。視聴状況によって映画の反響もだいたい予測がつき、寄生獣はすでにかなりの来場者が期待されているそうです。

 

また、動画のマーケティングの新たな成功例として「MOZU」を紹介しました。
TBSとWOWOWの共同製作のドラマの「MOZU」。MOZU全体をもりあげるために、動画の置けるスペースを積極的に活用し、大胆に本編を20分もYou Tubeで公開。テレビ視聴を誘導しました。また、謎を多く残したままテレビのシーズン1が終了したMOZUは、シーズン2を会員制のWOWOWで放映。これで新規加入した人が「5万人」。入会キャンペーンやCM以外に、コンテンツに投資して加入者を増やすという実績を残したのです。

 

他にも、ユニークな動画広告を紹介し、動画広告・コンテンツの可能性を示しました。

CCレモン

女子高生が忍者のごとくひたすら追いかけっこをする映像は、最後まで何のコンテンツなのかよくわかりません。多くの人が「面白い」と勧め合い、あっというまに500万ビューに達しました。

七福タオル

今治のタオルメーカーのアニメ。商品を宣伝するというより、好きになってもらうことを目的とした、ちょっとほっこりするコンテンツ。

ネピア 

国際アニメーション映画祭で賞を受賞したティッシュのオリガミアニメ。一こまずつ、本当に撮影して作っています。

最後は3人の本音トークと、会場の制作側の立場の人からの熱いコメントや質問に回答して、トークイベントは盛況のうちに閉会しました。

■今回も美味しい珈琲を協賛いただいたのは舘田珈琲 さんです。

■株式会社オプンラボとは

opnlabを主催。チャーミングなスピーカーを招き、いますぐ役立たないけれども将来じわじわきいてくる、とにかく面白いトークイベントを開催。ユニークな組み合わせでヤミツキになる化学反応を起こします。opnlabに登録すれば誰でも参加が可能です。

また、BtoBのマーケティングセミナー企業の記念パーティなど、企業がお客様とのリアルな場での関係性を築くお手伝いをしています。編集力のあるセミナー企画やスピーカーの人選、構成に定評があります。

お問い合わせ:information@opnlab.com opnlab

表示: 596

コメント

コメントを追加するには、opnlab のメンバーである必要があります。

opnlab に参加する

お問い合わせ

opnlab

information@opnlab.com

ビジネスエコシステムを築くため、継続的なセミナー・コンテンツを企画・発信したい企業のお手伝いをしています。

アクセス:opnlab九段オフィス

千代田区九段南2-8-5-1F

九段下 2番出口より徒歩10分

市ヶ谷
  地下鉄A3出口より徒歩10分
 JR改札より徒歩13分
半蔵門 5番出口より徒歩10分

写真

  • 写真の追加
  • すべて表示

バッジ

読み込み中…

© 2017   Created by 小林 利恵子.   提供:

バッジ  |  問題の報告  |  サービス規約