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コンセプター 坂井直樹氏の「電子書籍のビジネスとクリエイティブ」(8/3)

opnlabでは、コンセプターの坂井直樹さんをお招きして「電子書籍」の勉強会を開催しました。速報ということでざっとその様子をご紹介します。

会場は渋谷のイタリアン「CENT ANNI」。スポーツ専門誌や新聞、出版社などのメディア関係者や、IT、デザイン関係、コンテンツ配信事業者の方など30名の方が参加し、坂井さんのお話に熱心に耳を傾けていました。

前半の1時間は坂井さんの講演。
まずは自己紹介も兼ねて、コンセプトづくりにかかわった日産自動車のBe-1やPAOなどをはじめ、現在の慶応義塾大学SFCで研究されている、盲導犬に代わる新たな杖「NS_cane」や、すばやく移動ができるデザインとエンジニアリングが美しく融合した「ミニマムモビリティ」などを紹介しました。

そして本題の電子書籍の未来
平野啓一郎さんの意見「時間の奪い合いというコンテンツ競争」を紹介し、時間のかかる本はますます読まれなくなってくるが、逆に欲しいところだけを取り出して読みたい、マイクロコンテンツのニーズは高まるだろうと指摘しました。

書籍の現状として、amazonではハードカバー書籍よりKindle Storeの電子書籍の方が売り上げが逆転。今年のフランクフルトのブックフェアのアンケート結果でも、2018年に電子書籍の売上が紙の書籍を上回るだろうという予測が報告されています。大きな変化がすぐ目前にせまっている現在、日本ではメーカーから様々な端末が登場し、印刷会社や新聞社などがコンテンツ配信の仕組み作りに奔走するなど、日本独自の規格が次々に登場する新たな「ガラパゴス化」に疑問をなげかけていました。

またiPhoneに象徴されるように、デザインとエンジニアリングの境目がどんどん曖昧になってきています。iPadは書くことよりも読む/視る/見せる/団らんすることを木液とした回覧板的社会性を取り込んだユーザエキスペリエンスデザインで多くの人に受け入れました。そのような中、今後、特に電子書籍などデジタルの分野で活躍する人にとって「IT」と「デザイン」の素養は、ますます重要になるだろうと坂井さんは語りました。

和やかに交流会
坂井さんの約50分の講演の後、10分ほど質疑をし、坂井さんを交えて交流会がスタートしました。坂井さんの周りには次々に名刺交換をする人が集まります。タイミングを逃した人が、坂井さんの帰りがけにさらをよびとめ、さらに数名挨拶をしていました。

今回CENT ANNIの山本さんと相談し、フリードリンクと大皿のお料理がでてくるビュッフェスタイルに。お店の新メニューも投入され、前菜、冷いパスタ、トマトのペンネ、豚のローストマッシュポテト添えなど、ボリュームがあり多彩な味を楽しみました。

さいごに
今回、坂井さんという素晴らしい方と電子書籍というテーマにより、opnlabの形式としては最大の30名となりました。200名くらいのセミナーやパーティなどのディレクションの経験はあるのですが、これまで開催してきたスタイルとは異なるので、実は少々緊張。飲食の時間が少し長くなり、疲れる方もいたのでは?など反省する部分はいくつかありますが、楽しまれている様子だったので、一応無事に終わったような感じがします。

また、6月からスタートしたopnlabの勉強会の参加者は、人の紹介が中心で登録・参加していただくケースが多かったのですが、今回は「電子書籍」を検索してサイトをみつけた、アスキーのニュースで知ったなど、サイト経由の方が数名参加。実際、女性の方は一瞬、はじめてのソーシャルサイトで、リアルな場に参加するのに躊躇したとか。改めて安心して参加できる雰囲気づくりにつとめていきたいな、と思いました。

◆なお、今回の講演資料は参加者限定でデータにて配布いたします。


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